「君の名は!」
「さるぼぼ!!!」
初めてなのに出会った瞬間に、これそれ!とその名前がずばりわかる瞬間に吃驚したことはないでしょうか? ぱややん者は飛騨高山地方の有名なお人形の「さるぼぼ」との出会いに吃驚したことがあります。
「さるぼぼ」なる言葉は、学校の友達が「さるぼぼを貰った」「さるぼぼ可愛いよね」という友達通しの会話で耳にしたことがあり、世の中には「さるぼぼ」という物があるんだなあと認識でおりました。
その後、「さるぼぼ」話をすっかり忘れた頃に、その友達の家に遊びに行ったら、家の壁に何やら紺色の頭巾を被った全身赤色の布製の子どもの人形のキーホルダーが飾ってあるのを見つけました。
「これってば、さるぼぼ!!」、形状は全く知らなかったのになぜか見た瞬間に分かった、あの我が脳内のひらめきが今でも忘れられません。我が脳内の「さるぼぼ」事案というのでしょうか。
読者の皆様にとってはなんのこっちゃですよね。すみません。
その後、偶然、いや感謝すべきは肉親の勘、母が飛騨高山旅行のマイお土産に、頼んだわけではないのに大きなサイズの「さるぼぼ」を買って来てくれました。念願のマイ「さるぼぼ」にぱややん物は大興奮でした。今でも見る度に「さるぼぼ」が愛しく、大好きです。
数十年後、当時働いてた事務所のある建物の裏庭になんだかやたらと花弁の大きな球根の花が咲いておりました。見た瞬間、「もしかしてこれって、アマリリス!!(嬉)」と声に出さず脳内で大絶叫しました。
家で思い出してネットで調べたら、名前は知っていたけど形状は全く知らなかったアマリリスの花と無事確認ができ、おお、勝手に名付けたる「さるぼぼ事案」の再びの発生、なくしたパズル片が見つかってぴったり合わさった感じでなんともすっきり爽快です。
一年後ぐらいに、また別のアマリリスの花と遭遇。今度は最初から「ふふふ、これはアマリリスよ」と一人脳内自画自賛モードでした。しかしアマリリスってば花も大きいし、不思議な形状ですよね。
月日が流れて、再び「さるぼぼ」事案に遭遇したのは「ツワブキの花」でした。石蕗は花の色は黄色いとだけは知っていたのですが、初めての出会いでびびっっとひらめくその名前。石蕗という漢字の名前のイメージ通りわりとがっしりした花、見つけた場所は、恐れ多くもEU東京本部の中庭でした。
びびりなのに好奇心でいろいろな場所に忍び込むぱややん者、いえいえ、ちゃんと参加申し込みをした文学シンポジウムで偶々訪れた場所でした。
その後、旅行先でよく見かけ、勝手に東京以外の野生に良く咲く花かと思い込んでいたら、先日近所の庭園の敷地内に大量に咲いているのを見かけ、今まで気が付かなかっただけだったとわかりました。
尚、「さるぼぼ」事案と逆が昨日ありました。
一年前ぐらいにSNSでフランスのチェリストさんが住む街のロックダウン中に100日自宅演奏チャレンジしている動画に一目惚れ(一聴き惚れ)しました。
もっとよく演奏曲を聴きたいと思ってCDアルバムを探したら、バイオリニストのお兄ちゃんとのDUOアルバムが有るのを発見。が問題なのはぱややん者はクラシック曲は苦手な曲が多く、でもそのチェリストさんはバリバリ著名なクラシック畑の演奏家。兄弟演奏曲も全てクラシック曲。視聴できるサイトを探したら、1曲は良い感じで、それ以外はやっぱり微妙にだめかも。。。でも欲しいなあと、アマゾンの今度買うカートに半年ぐらい入れおいたら、あらま半額ぐらい値段が下がったので、ええい買ってしまうとお財布を緩めてみました。
でやっと昨日届いたアルバムを聴いたら、やっぱりその1曲は超素敵、でもまあ他の曲も好きな感じ。で改めて素敵な一曲のタイトルを見てみたらバルトークのハンガリー民謡集の曲でした。
「あらまこれがバルトーク!」と驚いたのは、ぱややん者は一時期ハンガリーの某地方の地元の舞踊曲や村の結婚式の音楽などに惚れ、そっち系統のCDを力を入れて集めていたからです。動画も見たり、演奏会、舞踊の会にも行ったりしました。
当然そのエリアの音楽と言えばバルトークが主流なのに、なぜかバルトークの音楽を聴かず、集めずスルーしまくっておりました。
それが昨日知らずに聴いたら、とても魂に染みるぐらい好き好きな曲で、今更ながらバルトークを認識。今までなんでバルトークを無視していのかは我ながらさっぱりわかりません。(まあクラシック曲が苦手だったという思いこみのせいもあるのですが)
という謎の日記をお許し下さい。