ぱややん日記(雑記)

日々のあらあらまあまあなしでかしことを過去も含めて書きつづり中。誤字脱字の多さはお見逃しあれ〜。後日コッソリ直したりしています。

よくあるがゆえの喜悲劇というか

先日某文学講座に受講するにあたり、課題図書を読んだのですが、再読のはずが内容をほぼ覚えていなくて吃驚しました。
 辛うじて飼い犬のエピソードだけ覚えていて、悲しいような、まあ新鮮な気持ちでまた読めるからいいじゃないかと諦めの境地に。

 

と、何を言いたいかというと、昔この話を書いたかも??でも全く記憶にない。。があるかもと逡巡中ですが、まあ書いちゃいます。もしもそのネタは既に書いて有るよとお気づきの読者の方がいらっしゃいましたらお知らせ頂けますと幸いです。

 以前の職場は恐怖の仕事に電話応対がありました。つい脊髄反射で誰よりも電話を早く取ることが多いぱややん者ですが、国際関係の仕事だったのに、英語が全然話せず、外国から電話時々掛かって来ると、周囲の先輩に変わって貰っておりました。
 が、ある時、修業時間が過ぎてから取った電話は、退職した先輩の知人の中国からの電話でした。遅い時間で周囲に電話応対を変わって貰えるような人がいない。仕方がないので破れかぶれ知っている単語を使って、「彼女はもう退職して、いない」と伝えたいのに「では明日電話する」とつまりは、今日はもう会社にいないと間違って理解されました。「いいえ、彼女は東京にいないで、北海道に行った」と言っても、やっぱり「では明日電話する、何時頃会社に来るのか?」とお互いが知っている乏しい英語単語を並べて会話なので全く話が通じない。。。

どうしようかと困ったぱややん者の目には、常勤ではない役員が上司の帰社を待って暇そうにしている姿に目が止り、勝手に脳内判断。「役員のおじさまは確か中国に長期滞在の経験があるはず」→無謀にも電話応対を頼んだら、気さくに引き受けていただけ、中国語で説明してくださりました。ありがたや~。

 尚、近くにはタイ語の先生がいて、ぱややん者の拙い英語を聞きたくないけど聞くはめになり、ゲラゲラだったと後日聞き、ブロークンマイハート。(職場的に英語ができないぱややん者がダメな人だったので、文句も言えず)

とそれから数年後、今度は日本に出張中の取引先のタイの人から電話がありました。またまたピンチかと思いきやわりと簡単な英語だったのでなんとか会話成立。そうしたらなんと「××××(名前)、今日の夜よければ食事でもどう?」という内容であらままさかの夜のお誘い、暇だし「OK」と気さくに答えてしまいました。
 待ち合わせ場所と時間を決めてバイバイした後、英語で電話対応できた安堵感に数秒浸っていたら、急に心配モードに脳味噌が切り替わりました。出かける約束したけどこの会話力で務まるのかしら?と悩むこと数分、突然頭に次のひらめきが瞬きました。
 取引先のタイの人の通常の連絡担当者は今日は外出中の後輩。もしかして、誘われたのはぱややん者ではなくて、同名の後輩じゃないの~。
 逆に考えると接点少ないぱややん者が誘われるわけはないことが明白でした。ああ、英語の達人で若く美人でしゃきしゃきしていると名前だけ同じですみません状態な後輩に、「ごめんね、うっかり勘違いして、お誘い受けちゃった・・・彼は勘違いしていると思う。どうしよう・・・」と状況を説明したところ、後輩はにっこりと、「わかりました。彼には断っておきます」とアホな先輩のとんでもない失敗にも、にこやかに笑顔で受けてくれて、外出予定も取り消しで事なきを得たそうです。

 とそれから十年近くが経ち、できる後輩は、もっと自分の才能をばしばし使って、世のため人のためになる仕事をしたいと、退職しておりました。
 そんな彼女の連絡先についての質問が、タイの取引相手(日本人)からありました。
なんと、前回電話で夜のお誘いをしたタイ人の男性社員は、退職した後輩にまだ熱い恋心を持っていて、仕事の連絡をすることもなくなったけど、思いは募るばかり。ついfacebookで後輩の名前を差がしてみたら、同姓同名の日本人女性発見。後輩かもしれないと友だち申請をしたら、やっぱり別人だった。(プロフィールの年齢が後輩と全然ちがっていたそうなので、別人だろうになぜ申請???)

 でがっかり落ち込んでいたそうです。(ちなみにその同姓同名の日本人女性は、見知らぬタイ人男性からのともだち申請にも気さくにOKして、友だちつながりになったそうです)
 なんとなく可哀想に思った、ぱややん者は、その旨を後輩に連絡したら、後輩からはやや憤怒のメールが届きました。
 うろ覚えですが、後輩は数年前からずっと口説かれていて、迷惑だと断りまくっていたので、また連絡があるなんて(うんざりだわ)のような感じでした。
 あらま当時からラブアタック攻撃は繰り返されていて撃沈だったとは吃驚。仕事相手に口説かれる後輩の苦労を今更ながら知る。しかし、夜の外出OK事件は、後輩にとって相当迷惑、またタイ人男性にとってぬか喜びでどちらも痛恨だったのかも。ああぱややん者の語学力の無さのせいと同名ゆえの悪いしでかしでした。(どちらにも今更ですが謝りたい~)

 仲介の日本人の人に後輩は拒否の旨を伝えたので、以降その関連の問い合わせは全くなくなりました。

 なお、ぱややん者は長年勤めていたのですが全くそのような浮いた話はなく、ビバ非モテ!!というにはむなしい秋の夜長のぱややん者の回顧記でした。