段差が有れば、転(こ)けます。低みに出っ張りな場所が有れば頭をぶつけます。眼鏡を掛けると既に別の眼鏡の確かな存在を知るなんてぼんくら案件はさておき、ぱややん者は空間認識が弱いようです。
神保町の駅のホームは長らく改良工事中で、きょうになって、ふと工事のお知らせポスターをよく見てみたら、駅の完成イメージ図が表示されていて、吃驚!
あらま、駅のホームの壁は工事箇所を隠すための臨時パネルがずっと貼られていると自分がずっと勘違いしていることに気が付き、近づいてよく見てみるとレンガチックな造りで凹凸がございました。
なぜずっと平面なパネルと思いこんでいた我が空間認識力というか、思い込みのなせる技?
ホームにはまだ工事前の元々の茶色のレンガチックな壁部分もあり、しみじみ観察。
街のビルで外装なレンガが地震で落下して割れたりしたのを何度か見たことがあり、外装がレンガは耐久性がイマイチなのでは? いやまて、この茶色のは剥れそうにも壊れそうにもない。でもそもそもなんでレンガチックなデザインにしたんだろう? とつい、新しい壁のレンガ部分を指でパシンと弾いてみました。
当たり前ですが、固い!頑丈そうだ。
と納得して、壁から離れたぱややん者でした。
が、
「なんで、叩いているの? 怖い!!」
と背後から女性のびびりモード満載の声が聴こえて来ました。振り向く勇気はなく、耳を澄ましていると、どうやら、日曜日の夜遅い時間に人の少ない駅のホームで、なにやらしでかしているぱややん者を目撃してしまい、連れの恋人(?)に不審な行動を見てしまった恐怖を訴えているようです。
振り返って「いいじゃん、壁を触っても」と大声で言い張る勇気というか蛮行なパッションは勿論なく、心の中で不審者にガッチリ思われた屈辱を楽しむことに徹して、早く電車が来るのを心の中で祈っておりました。
愉しんだというのは冗談で、一応反省中です。冷静に考えると、夜の遅い時間にそんな行動を見かけたら、そりゃまあ、不気味ですよね。でも別に只の好奇心だから許して〜な思いも抱いております。
ぱややん日記の迷走をお許しください。