ぱややん日記(雑記)

日々のあらあらまあまあなしでかしことを過去も含めて書きつづり中。誤字脱字の多さはお見逃しあれ〜。後日コッソリ直したりしています。

見る目あり

 社交術というか、気の利いた会話ができないくせに、出会った知らない人とその場限りの話しをするのも好きです。 なお、さすがにそれは世間の皆様にご迷惑なことかと反省も最近しております。そして読書会など頑張るべき場所で臆して会話に加われないことも多々あり、歯がゆさを味わい中です。

 先日も新幹線で京都→名古屋で隣に座った女性と世間話をして楽しく過ごせました。
 いろいろ考えると末っ子なので常に家に人がいた生活をしていたからかもしれません。(親は忙しく不在がち、きょうだいは妹にやさしいタイプではなかったので、家族から常に楽しく優しくもらえたから人が好きというわけではないのですが)

 小説教室の課題は今途中でストップ中。失踪したおばあさんの行方を捜すのに、失踪理由を考えていて悩みまくり。先日参加した読書会の近況報告で「書きかけの小説でおがあさんが失踪して・・・」が参加者の皆様には実の祖母が失踪と聞こえたそうで、皆様に大変吃驚されてしまい、お騒がせぱややん者の実力発揮ですみませんでした。

その数日後、わりと最近新しくオープンしたショッピングセンターに行ったら、どこも混雑中。お茶をするのに、入店待ちの行列の少なめな喫茶店に入ろうと決めて、友達と別れてトイレに一人出かけたら、トイレは2つしかなく、トイレも長く待つことになりました。
 ほどなく後ろに並んだご家族のぼっちゃんは「もれちゃう~」とべそをかく寸前状態でした。父さんは別のフロアのトイレを見てくるといなくなり、母さんは「順番だからまだ無理なの。だからトイレは余裕をもって早く行きなさいといったでしょう」と冷静に教育的指導をしております。
 実はぱややん者は大昔、トイレが我慢できず、先に入ったら、年下いとこがおもらししてしまった前科持ち。その後いとこ(男子)にマイパンツを貸したりと大変な事態で悪いことをしたと大反省した苦い思い出があるので、これは自分の番になったら譲ろうと思っていたのですが、前に並ぶ女性が「もれちゃんなんて大変、空いたら先にいいわよねえ」とぱややん者に声をかけてくれたので、もちろん快諾。と同時に2つトイレが空いたので、ぼっちゃんと、前に並んでいた女性がトイレに入れて、ひと安堵。しばらくしたらぱややん者の後ろにおばあさんが並びました。
 実は、このトイレがある場所は、三方壁に囲まれた細い通路(凹)の奥と右側に男女共用のトイレが2つとスタッフルームが1つあり、通路は狭いので、通路から離れた場所にトイレ待ちの行列ができることに。
 「スタッフルーム」の表示はドアの前に近づかないと見えず。トイレよりも明らかに小さいドアのスタッフルームを男性個室と勘違いして、女性用の列は無視して、男性用個室は空いていると思って直進して、トイレでないとわかってがっくり戻ってくる男性がたびたび発生する状況でした。
 後ろのおばあさんは、黙って奥に進む男性にぷりぷり。「割り込みをしようとしている」と怒りの同調を求められたので、「スタッフルームの案内が見えないんですよ」と声をかけてみました。
 と、マイ順番になり、無事トイレを済ませて友人が並ぶカフェの行列に戻ると、まだ全然進んでいないのでびっくり。が座る椅子が有ったのでぼへっと座って待っていたら、先ほどのおばあさんがトレイを済ませた帰り道、ぱややん者を見つけて、話しかけてこられました。
 「さっきみたいに、男性が割り込みするのは母親の教育が悪いのよ。もっと厳しくしつけるべきよ、私は家ではね・・・」と話は続き、うむむ、隣に座る友人は怒った様子がないので、話を聞くことに。
 おばあさんは基本怒りモードながらも孫の写真まで見せてくれて、ひとしきり話した後期も咎めていたのか「長く話を続けてごめんなさいねえ」と言って立ち去っていきました。
 見知らぬ人と話をした状況に悪かったなあと友人にお詫びしたら、「寂しいひとなんだねえ」との冷静な感想が返ってきました。
 実は昔、別の友達と3人旅の移動の電車の中で、2人は仲良く話していて、ぱややん者はちょっと疎外感な時に地元のおばあちゃんに話かけられて、「へ~」と話を聞いていたら、友人一人が怒り出して、グループの連れが他の人と話をするのがだめな人もいると知った苦い経験があり、友人の度量の大きさに感謝。
 つい、友達にその話をしたら、「知らない人に話をすると、だまされることもあるから警戒したんだよ」と言われ、ああ、警戒心のないぱややん者を心配してくれていたんだと今更ながら目からうろこでした。(まあちょっと話ただけでだますだまされるようなことはないとは思うのですが警戒心は必要だと合点)
 ちなみに友達はひとりっこなせいかわりと人間関係など淡泊&クールなので、寂しがり屋で面倒なぱややん者には憧れです。
 なお、もれちゃうぼっちゃんの現場に子育ては厳しく派のおばあさんがいたらひと悶着ありそうだったので、鉢合わせないタイミングに感謝としみじみ考えておりました。

 なお、失踪おばあさんのアイディアにもつかえるかもと嬉しいような、簡単には小説にはいかせないようなでぱややん者の煩悶は続きます。