ぱややん日記(雑記)

日々のあらあらまあまあなしでかしことを過去も含めて書きつづり中。誤字脱字の多さはお見逃しあれ〜。後日コッソリ直したりしています。

黒い羊の思い出

 毎回ほぼ徹夜で無理無理書き終えていた小説教室の課題作品は、1月分は提出に間に合わず、幻の作となりました。(授業が終わる30分前に脱稿=授業に行くのすら間に合わない状況)
 書き出す前に考えていたプロットでは筆が進まず、困りながら考えていたら、合コンに多数参加して真の幸せを見つける?ような合コン小説ができあがりました。
 飲み会が好きかというと微妙、お酒の許容量がコップ一杯の安上がりタイプだからです。乾杯のお酒で速攻酔っぱらって、超極楽至福マックスモードになるのですが、1時間ぐらいでほぼ酔いは醒め、はっと気が付くと周囲のみんなが酔いまくりご機嫌モードで、一人素面な疎外感を味わう事が多いからです(許容量を超えて飲むと吐くので追加飲みは不可能です。がそういいながら楽しんでもおります)
 飲み会ですらその状態なのに、さらに非モテ街道をまっしぐら人生のため、合コンなんて参加したのも若い頃に片手にあまる限り、なんで合コンを書きたくなったのかは本当に謎でございます。
 さておき、合コンではないのですが、大昔の飲み会に関して思い出したので、日記にしてためてみることにしました。
 某作家先生が大好きで(今でも)、当時はやっていたmixiのコミュニティのその作家先好き好きなメンバーオフ会に参加をしたことがありました。
 突発的チャレンジャー人生、誰一人知り合いもいないオフ会にびびりまくるも、なぜかちゃっかりわりと会の中心的なメンバーの数名に、どさくさ+おこぼれ的にお近づきになれ、数ヶ月ごとに開催されるオフ会に続けて参加してエンジョイしておりました。それは確か花見の会でした、満開の桜の木の下で、たまたま一人の男性の会話にみんなが集中して耳を傾けておりました。
 「俺はこの中で一番年寄りだけど・・・」
 自嘲的に自分語りを続けている男性は確かにみんなより年齢が高そうでした。が、続けて男性が実年齢を語りだし、一人恐怖を感じたぱややん者でした。なぜならその男性よりもぱややん者はもっとずっと年上だったからです。驚きを顔に出さないようにしながら周囲を見渡すと、若者ばかり。そうです、よく考えるとオフ会なんて若い男女が参加するものでした。知りたくなかった状況を悟ったぱややん者が考えたことは「実年齢を悟られてはいけない」ということでした。
 その花見の後、その作家先生が作品に登場させた某お酒を飲もうというミニ飲み会にたなぼたてきにお誘いを受け、ぱややん者はウキウキと参加いたしました。会が始まって分かったのは実はこの飲み会の主目的は、恋する乙女の応援会だったのです。その乙女からオフ会で知り合った人との恋の話は聞いていたし、大変才能有る魅力的な素敵な乙女だったので応援したいと心から思ってので、無力だけど全力で応援するぞモードにぱややん者も燃え上がっておりました。
 みんなでああでもないこうでもないと次回のデートの作戦などを相談していると、ぱややん者の左隣の恋愛の達人タイプの美女が、主役の恋する乙女のやる気を引き出すために、叱咤激励のだめ出しモードで話しを始めました。
 「乙女ちゃんはもう××歳なんだから、そんなのんきにしている状況ではないのよ、もっとしっかりしなさい」
 ちょっとしーんとした場の雰囲気を変えるためか、なぜか恋愛の達人美女がぱややん者に話しを振ってきました。
 「それで、ぱややん者さんはどうなんですか、恋愛されていますか!?」
 まさかの大ピンチな質問が到来。恋する乙女よりも相当年上なのに恋愛なんて皆無状態ですと真実を開かす勇気はさすがになく、ああどうしようかと動揺しまくりました。
「・・・えっと先輩に片思中です」
 好きな人が前の職場でもいたし(告白チックなことはしたけどスルーされ、その後職場の仲間(美女)と結婚)、今の職場でもちょっとだけ好きな先輩がいるから嘘ではない、しどろもどろのねつ造チックな回答に幸いながら興味を持った人はいなく、話題は恋する乙女に戻っていきました。
 みんなが「そうした方がいいのでは」「なんとかなるよ」など話している間、ぱややん者の脳裏には「嗚呼、こういう一人だけ仲間でない物(裏切り者?)が混ざっている状況って、黒い羊とかいうのよねえ。黒い羊の我が存在がばれませんように」なる思いがずっとよぎって落ち着く暇がありませんでした。
 尚、その後、オフ会の皆様とのつながりはほどなく切れ、黒い羊の気持ちを味わうことはなくなりました。(恋する乙女はその後素敵な出会いがあって幸せになっております)

 どうでもいいのですが、花見のオフ会にその作家先生のリアル友人が実は参加していて、「東京のオフ会に参加したけど、全然小説や作家先生の話題がでなかったのが謎」というような感想を述べているのをどこかで知り、秘密があるストレンジャーは実はいるものだとしみじみ恐ろしく思ったものでした。

 尚、作家先生の耳には、オフ会でも熱心にファンが語り有っていましたと思っていて貰いたかったので、リアル友人の感想が作家先生に届かないようにと祈ったものでした。
 (オフ会こそは参加していないのですが、その作家先生のサイン会に参加などミーハー活動に一人でいそしみ中です)