ぱややん日記(雑記)

日々のあらあらまあまあなしでかしことを過去も含めて書きつづり中。誤字脱字の多さはお見逃しあれ〜。後日コッソリ直したりしています。

下を向いて歩こう

 我が人生、ちょいちょい物を失くす。が、よく見つけもする。
今日も書店で落としたてほやほやのお財布を拾う。→お財布が落ちる瞬間から目撃→たまたまなので誰が落としたか瞬時過ぎて認識できず→とりあえず近くの人に財布の持ち主か尋ねるが「NO」とのこと→落ちたままのお財布も心配なので拾ってレジの店員さんに渡す→見たかった本のある現場に戻ると、ちょっと離れたところで盛大に鞄を広げて明らかに何かを捜してあたふたしている人を発見→「財布でしたらレジに渡しました」とレジを指さし説明する→レジで無事ゲットしているらしきを遠くから黙視。
 明らかに落ちた瞬間を見たのに、落とした人はちょっと離れたところで気が付いたらしいのが本当に不思議。「財布落したの誰ですか~」ととっさに大声も出ず(都会の書店に気後れ)、また見たところ近くに落とした人はいなくて叫ぶ効果がなさげだったし。

 さておき、良く見つけるのは主に硬貨、会員カード、手袋の片割れ、子供用衣類、ゴキの死骸など。ゴキの死骸は廊下の隅にいつまでもあるので数日後存在感に耐え兼ねて自らの手で処分。同じ建物内の人曰く、「全然気が付かなかった」とのこと。我が眼は良きゴキハンターかな(なぜかインチキ古文調が好きなのでお許しあれ)、ではなくどうやら視線が下で歩いているらしいと今更気が付く。
 先日は大使館が並ぶ大きなお屋敷街のイベントの帰り道、会場すぐ出て隣の建物の植え込みに携帯電話を見つけ、悩む。
 というのも以前、落ちている無記名式のSuicaが気になり、拾ったら、その街はJRの駅からも交番・警察署からも遠く離れていて、結局用事の有った別の地下鉄の駅から遠回りしてJRの駅の改札に届けてみた。JRの改札の人も「はあ」という感じで受け取られ、苦労したのにこの届け方でよかったかどうかからないままな事件が。(当時スマホは持っていなくて、交番等が近くにないことを知るのも一苦労)
 今回は、依存しすぎのグーグルマップ先生で検索したら、駅の近くに交番があるらしいので、携帯を拾って道を急ぐ。携帯電話なら、登録されているアドレス帳から本人の連絡先を調べて電話しちゃえばともちらっと思ったが、勝手に人の携帯見るのもトラブルの元だろうと自粛。
 グーグルマップで調べた拾った場所の建物の名前を口ずさみながら、あまりよく知らない街の夜道を歩く。駅よりやや離れていたけど交番に無事到着。警察官も所在中で安堵す。(以前、交番に行ったら、ちょうど外回りのタイミングらしく自転車に乗って出発したお巡りさんの背中を小走りで追いかけるも届かず。当時は大声を出して呼びかける勇気もなく、どんどん離れていく力及ばずさのむなしさに涙の経験があり)
 「携帯電話拾いました」と声をかけて、中に招き入れられたら、ちょうど事件発生なのか大人数いたお巡りさん達は「頼むぞ~」と一人に声をかけてみなさん外出。残ったお巡りさんは若くて感じの良い人で、ラッキーと心の中で叫ぶぱややん者。お許しください。
 というのも、まだ純情な若かりし頃、電車で財布をすられて動揺して、駅ではなく家の近所の交番に盗難届け出をしたら、これがまた感じの悪い中年お巡りさんに「本当にすられたの?」と失礼な発言&対応をされて交番恨みますトラウマ案件に。 
 若いお巡りさんは爽やかにてきぱき仕事を進めてくださるし、無駄に緊張しがちのぱややん者ですが、以前(大昔)拾った小銭入れを届けたことがあるので交番での手続き経験済みなので、気を緩める。つい、1ヶ月前に落としたパスモ(記名式)の相談をする。若いお巡りさんは変わらずの親切な口調で「どこの交番でも紛失届は出せます」とのことでその手続きもお願いすることにした。
 「3月6日に落としたんです。定期券入れのブランドは、、、全然高くないブランドなんですよ、えっと・・・」固有名詞思い出せない悲しき枯葉乙女。もたもたグーグル検索して店名を探し出す。
 「訪問先はもう朝から花見で一日歩き回って×××と○○○と△△と・・・」と詳細を話してねと言われたのでべらべら話しすぎなぱややん者(以下ぱ)の相手をしながら、警視庁の落としものサイト(普通の人も見られる)で早速探してくれる素敵お巡りさん(以下素敵さん)
*メモもないマイ脳内メモリー頼みの記述なので、大体の回想としてお読みください。

素敵さん「3月6日に該当するようなのはないですね」
ぱ「そうですよね、私もそのサイト見たんですが。・・・・というかすみません、落とした日間違えていました、3月のもっと後の日で○○日です」
 ちなみに我が手許の書きかけの遺失物届けは、落とした日にちは記入済み。修正できるのか慌てる。
素敵さん「二重線書いておいてください」(にこやかに)
ぱ「は、はい、すみません。あの~落とした物の詳細を詳しく書いてとあるのですが、実は名刺も入っておりまして」
素敵さん「お仕事のですか?」
ぱ「それが、SNSのオフ会用の名刺で、手製でペンネームというのでしょうか、怪しい名前の名刺なんです」
素敵さん「・・・はあオフ会用の。どのような?」
ぱ「えっと、蛙のイラスト入りで」
素敵さん「手書きですか?」
ぱ「一応パソコンで印刷してありまして、また名前がけろろ×××なんて怪しい名前で・・・・。もうなんだか恥ずかしいから拾われるよりも、きっちり捨てられているのが分かると嬉しいです」
 こころなしか目が笑っている素敵なお巡りさんにちょっと安堵。悩むも書きかけの紛失届けの残りを記載。
 「名刺も同封「けろろ×××」名で」
 落とした物の詳細を正直に書いたのは良くなったのではないか、そもそも、記名式のパスモなら拾われれば地下鉄に届けられるから、警察に届け出しないでも良かったようなと未だに時々思い出しては、熟思が正解は分からず。(ちなみに熟思が浮かばす、グーグル先生で適切な言葉を探していたら「足りない頭でせいぜい考える」という言葉が出て来て、まさにそれと改めてグーグル先生に惚れる。)
 尚、歩きながら呟いていた、携帯電話を拾った建物名は、交番に到着した時に前半を忘れて「なんちゃら×××でした」と我が記憶力の頼りなさも思い知る。また交番を出て駅まで戻る道で、喉が渇いてふらふら気味かもと、コンビニ探して、プチ迷子にもなったなんてことは蛇足ですよね。がぱややん日記の醍醐味なので諦めて最後までお読みください。